株式会社城南製作所（長野県上田市）は、スマート農機『Folloone（フォローン）』の開発を進めている。
「Folloone（フォローン）」の名は＜Follow（追従）＞と＜Drone（ドローン・小型無人車両）＞から来ており、果樹農家の高齢化・人手不足解決のため、作業効率2倍と身体的負荷軽減を目指し、現場観察から生まれたスマート農機である。
前方の人物を自動で追従する運搬車で、ボタン1つで作動し最大150kgの荷物を自動で運ぶ。荷台が常に手元にあり、重い収穫物の持ち運びや載せ替えが不要で、作業負担を大幅に軽減することができる。
開発の経緯
長野県上田地域は、恵まれた環境を活かした果樹栽培が地域産業の柱だが、農業従事者の高齢化と人手不足により、10年後には農家数半減が懸念されている。この身近な農業の課題に貢献するため、自動車技術の知見を活用したスマート農機の開発に至った。
株式会社城南製作所
株式会社城南製作所は本社を上田市に置き、国内には他に群馬県と福岡県の２カ所、海外には7カ所の拠点を保有している。自動車部品、およびそれに伴う金型や機械器具の製造から販売まで手掛けており、主力製品である『ドアウインドレギュレーター』を中心に、『チャージポート』『フードロック』『バックドアロック』など様々な自動車部品を確かな品質で世界各国に提供するグローバル企業である。
公式サイト：http://www.johnan-seisakusho.co.jp/
