都築木材株式会社(伊那市)は6日、木材資材販売を手がけるセブン工業株式会社(岐阜県美濃加茂市)に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。セブン工業もこれに賛同を表明しており、営業エリアが異なる両社が連携を強化することで相乗効果の拡大を目指す。
都築木材はセブン工業の筆頭株主であり、現在26.80%(約119万株)を保有しているが今回のTOBで保有比率を40.12%まで引き上げる計画。全国的に事業展開をしている都築木材に対しセブン工業は中部・東海地域に強みを持つため、両社の連携により販売エリアの拡大、コスト削減、事業効率の向上などのシナジー効果が期待されている。買い付け期間は12月9日から2025年1月10日まで、買い付け価格は1株あたり440円に設定されている。なお、セブン工業は引き続き東証スタンダードおよび名証メインへの上場を維持する方針だ。
都築木材株式会社
本社所在地:長野県伊那市日影336
TEL:0265-72-3116
創業:1890年(明治23年)
事業内容:木材の輸入・流通販売・製材・加工、木材の加工、サッシ・建材・エクステリアの販売、建築工事の請負
Webサイト:https://www.tsuzukicorp.co.jp
セブン工業株式会社
所在地:岐阜県美濃加茂市牧野1006
TEL:0574-28-7800
創業:1932年(昭和7年)
事業内容:内装用木材建材の製造・販売、木造建築物の構造部材の取り扱い(中部・東海地域を中心に展開)
Webサイト:https://www.seven-gr.co.jp