コロナ禍で働きかたが多様化している昨今、企業に就職し雇用される働きかたではなく、自ら起業するという選択肢をとるケースが増えている。長野市は起業を促進すべく、起業を希望する人や起業した企業支援を行うことで、事業の成長を促進を行っている。その事業の一環で、「長野スタートアップスタジオ(NSS)」のビジネスコンテストが26日、長野市内で開かれた。
長野スタートアップスタジオ(NSS)の特徴
・豊富な企業家ネットワークを構築
・スタートアップ育成に強いメンターが伴走
・事業開発に伴うプロモーションを支援
・最大1000万円規模の事業化支援金
ビジネスコンテスト参加のメリット
- NSS参加費用は無料
- ピッチを通過したチームに事業開発支援金(最大1000万円)を提供
- 各チームの事業開発をメンターが伴走支援
- NSSのHPやメディアなので挑戦する事業のプロモーションを支援
コンテストでは県内出身者や在住社などの18組がそれぞれに事業計画をプレゼン。そのうち12組が出資者から計760万円の事業化支援資金を獲得。
NSSは、新しい産業の創出を推進する長野市が主催、工業資材製造のアスク工業株式会社(長野市)が運営を受託している。起業を希望する学生や社会人らが市内のシェアオフィスに集まり、事業アイデアの具体化や資金調達のノウハウについて学んできた。
コンテストでは事前の審査で選ばれた18組が計画を発表。運動補助装置の設計開発や、廃棄される建材を再販する仕組みの運営といった事業計画を発表。将来性や実現可能性などを勘案し、アスク工業など3社が20万〜300万円を出資した。
各発表者は、獲得資金を元手に事業を試験的に始め、来年3月には投資会社などに再度プレゼンを行い、さらなる資金獲得を目指すことにしている。
参考・引用:信濃毎日新聞デジタル(2022年11月29日付 経済信州発)・長野スタートアップスタジオ公式サイト