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岡谷のクリケットファーム、茅野に新工場を設立 食用コオロギの養殖強化へ

同社サイトより転載

食用コオロギの養殖・加工事業を展開する株式会社CricketFarm(以下、クリケットファーム)(岡谷市)は、茅野市内にコオロギを養殖するための新工場の稼働をスタートさせる。

クリケットファームは、IoTによるスマート養殖システムでコオロギを飼育し、食品に加える粉末などに加工している。新工場には、オリジナルの飼育用ロボットも導入し、岡谷市ないの既存工場と合わせて常時600万匹を飼育できる態勢を整える。

新工場は平屋1400平方メートル。7月稼動開始予定。コオロギに餌や水を供給する自走式ロボットを2台導入し、人件費などのコスト抑制につなげる。整備費用は約3千万円。

いま、昆虫食が注目されているそのワケは?

日本の人口減少とは逆に、世界全体の人口は増加傾向。2019年の国連の発表によると、世界の人口は同2019年の77億人から2050年には97億人と、約30年で20億人も増加すると予測されている。

それに伴い、世界的な動物性タンパク質の不足が起こると言われている。そこで注目されているのが、動物性タンパク質が70%を占める栄養価の高いコオロギなのだ。

コオロギは栄養価の高いスーパーフード

同社ではすでに食品メーカーなど数社に業務用粉末として販売しており、今後は粉末を混ぜた塩やプロテインといった自社商品の展開も計画。新工場に設ける直売所や、ECサイトで販売する

坪井大輔社長は「昆虫は多くの栄養を含むスーパーフード。高齢者でも効率的にタンパク質を取ることができる。」と。今後も諏訪地域を中心に工場の新設を進める予定で、3〜5年後をめどに粉末の生産量を年間20トンに引き上げる計画。

参考・引用:信濃毎日新聞(2022年6月9日 経済信州発)、松本経済新聞

※2024年1月破産

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