セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市)は、財務会計ソフト「財務顧問 R4/財務応援 R4」と「SmartGo® Staple(NTT コミュニケーションズ株式会社が提供する交通費・経費精算DXサービス)」を連携し、経費精算のキャッシュレス化による業務効率化を支援するサービスを開始する。サービス開始は2022年1月下旬から。
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DPE店や写真館だけでなく、観光地やイベントでのオンデマンドプリントにも対応「SmartGo® Staple」との連携で経費精算業務の効率化とキャッシュレス化を実現
昨今、リモートワークの浸透や働き方が多様化する中において、経費精算は紙での業務運用が根強く、経費精算のために出社するなど経理部門と営業現場の双方の業務効率を阻害している実態がありる。さらに、リモートワークの導入で定期券を廃止し交通費を都度精算に切り替える動きもあり、経費精算業務は増加するものと考えられる。
この度サービスを開始する「財務顧問 R4/財務応援 R4」と「SmartGo® Staple」の連携システムは、これらの新たな課題と、今まで多大な時間と労力が必要とされた経費申請・承認・経理処理・振込といった経費精算業務の効率化、キャッシュレス化を実現する。
- 「SmartGo® Staple」と「モバイルSuica※」を連動させることで経費精算業務を効率化
- 与信不要の法人プリペイドカード「Staple(ステイプル)カード」でキャッシュレス化
- 「財務顧問 R4/財務応援 R4」と「SmartGo® Staple」を連携させ、経理担当者の業務効率化を実現
※東日本旅客鉄道株式会社 Suica利用承認第132号
※当該承認は、東日本旅客鉄道株式会社が本商品・サービスの内容・品質を保証するものではありません。
※東日本旅客鉄道株式会社の都合により、予告なくSuicaカードが交換されることがあります。
交通費やその他の経費の申請から決裁までスマホ1台で完結、誰でもどこでも経費精算ができる
「SmartGo® Staple」では、プリペイド型のクレジットカード「Stapleカード」で支払った際に受け取った領収書の写真を撮影し、アプリで申請を行うことによって経費申請作業をスマホアプリで完結。従業員は、取り込まれた経費データを管理者に送信し、管理者は簡単なチェックを行うだけで、経理システムに経費データを送ることができる。
さらにそれを、「財務顧問 R4/財務応援 R4」と連携することで、経費データを日次、月次で財務システムへ連携させることができ、経理担当者の業務負荷を軽減できる。
紙の出力で企業を支援してきたエプソンが新たに提案するペーパーレス化での中小企業支援
エプソンは、環境への配慮やコスト削減、業務効率化などの面から、紙の経費申請業務等を電子化、ペーパーレス化し、働き方改革を進める中小企業を支援するため、プリントやコピーの使用状況に合わせてプランや機器を選べる「エプソンのスマートチャージ」を提供している。本年10月より、ペーパーレス化を進める企業向けのプランとして、基本使用料金(月額)と基本印刷枚数を5年間で段階的に下げていく「ペーパーレスサクセスプラン」の提供を開始。今後もハードとソフト、クラウドプラットフォームによる総合力で中小企業を支援していく。
エプソンが推進する、中小企業の経営力強化を目的とした「コネクテッド・オフィス化戦略」
エプソンは「コネクテッド・オフィス化戦略」と題し、業務アプリケーション「R4シリーズ」とクラウドサービスをコアとしたバックオフィスの4つの領域(財務会計・税務申告・人事労務・総務管理)における自社サービスの拡充と、オープンイノベーションで関連パートナーとの連携を強化し、生産性向上の推進を行い中小企業の経営力強化を目指している。
この「コネクテッド・オフィス化戦略」は「SmartGo® Staple」連携以外にもすでに、一部の協業パートナーとのシステム連携を開始している。
- 請求業務の生産性向上:「請求管理ロボ(株式会社ROBOT PAYMENT取り扱い商品)」との連携(2021年11月)
- 建設業の生産性向上:「原価管理(株式会社建設ドットウェブ取り扱い商品)」との連携(2020年8月)
- 人事労務の生産性向上:「オフィスステーション(株式会社エフアンドエム取り扱い商品)」との連携(2020年6月)