精密小型モータの製造・販売を行うASPINA（シナノケンシ株式会社）（長野県上田市）は、ALビジネスユニットから申請した「ロボットハンド」 [ASPINA 電動3爪ロボットハンド ARH350A]が、同社モータ部門としては初めて「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。
ASPINA 電動3爪ロボットハンド ARH350Aについて
- 3本の可動爪の制御でさまざまなワークを人の手指と同じような「つかむ」を実現
- カメラやセンサケーブルやエアツールを通すことができる中空構造、交換可能な可動爪による高い拡張性やカスタマイズ性
- 不意の停電時でもワークの落下を防ぐ安全設計
- 労働力不足という社会課題の解決に貢献
＜審査委員評価より＞
「ロボットハンドの爪は、2本では限定された対象を『はさむ』しかできないが、3本あればさまざまな形状や姿勢の対象を『つかむ』ことができる。本製品は、電源が落ちても、つかんだ状態が機械的に維持されるため物を落とす心配がなく、カメラやセンサのケーブルを通せる中空構造や交換可能な可動爪など、ユーザーにとって使い勝手がよい。人間の作業の自動化や人間との共同作業など、さまざまな応用の可能性を拓く優れたデザインである。」
製品サイト
http://www.plexmotion.com/special/roboticgripper/
ASPINAとは
「ASPINA」（読み方：アスピナ）は、シナノケンシのコーポレートブランド。長期成長戦略のひとつであるグローバル市場への展開に向け、広く世界中の関連業界や新規事業や製品を創出しようとする顧客への認知度向上を図ることを目的としている。シナノケンシという社名は変更せず、社外向けにグローバルに発信するコーポレートブランドは、「ASPINA」を統一ブランドとして使用している。
ASPINAコーポレートサイト
jp.aspina-group.com
