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ミマキエンジニアリング、人と環境に優しい次世代UVインク「ELH」「ELS」を発表

ミマキエンジニアリング公式サイトより転載

産業用インクジェットプリンタや3Dプリンタを手がける株式会社ミマキエンジニアリング(長野県東御市)は、次世代のUV硬化型インク「ELH」「ELS」の販売を発表した。いずれも人の健康や地球環境への影響を最小限に抑える処方で、2025年度より順次市場投入を開始する。

新たに発表されたインクは、欧州のREACH規制における高懸念物質(SVHC)およびがん原性・変異原性・生殖毒性を持つCMR物質を一切含まない点が最大の特長。環境規制が年々強化される欧州市場やグローバル市場に対応する製品として注目される。

UVインクは乾燥工程が不要で、多様な素材に対応できることから、サイングラフィックスや工業製品、オーダーグッズなど幅広い分野で使用されている。ミマキエンジニアリングは約20年にわたりUVインクの技術開発を続けてきたが、今回の「ELH」「ELS」は、同社がこれまで培ってきたノウハウをもとに、より安全性と環境性を追求したものとなっている。

「ELH」は高い耐擦過性を、「ELS」は優れた柔軟性をそれぞれ備えており、従来品(LH-100、LUS-120、LUS-170)と同等の性能を持つ。さらに臭気を約30%低減したことで、作業環境の快適性も向上している。

「ELH」「ELS」は2025年6月以降、順次販売を開始する予定。同社は「ELH」「ELS」の提供を通じて、持続可能なものづくりと安心・安全な作業環境の実現を後押しするとしている。

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