
株式会社ミマキエンジニアリング(長野県東御市)は、捺染ポリエステル生地から昇華転写インクを脱色し、生地を再利用する技術『ネオクロマトプロセス』を開発した。
現在、店舗やイベントで使用されるのぼり旗や、スポーツウェアなどに捺染ポリエステルが利用されているが、使用後はその大部分が焼却処分されている。『ネオクロマトプロセス』を活用することでポリエステル生地を再利用できる為、焼却処分は不要となる。
また、脱色用の溶剤やインクを吸収した紙は燃えるゴミとして処分が可能な為、水質汚染なども抑えることができ、環境負荷の低減が可能である。
特長
- 昇華染料(昇華転写)で染色したポリエステル生地の脱色が可能
- 水をほとんど使わずに脱色が可能な為、工場排水がほぼ出ない
- 脱色後の生地にすぐにプリントや染色することが可能。

新技術『ネオクロマトプロセス』は、2023年6月8日よりイタリア・ミラノにて開催予定のITMA(国際繊維機械展示会)に技術出展予定となっている。
ミマキエンジニアリング
公式サイト:https://japan.mimaki.com/