松本市浅間温泉の「松本十帖」が、市内産のリンゴで仕込んだ発泡酒シードルを発売した。原料のりんごは減農薬で「ふじ」「つがる」「トキ」「シナノスイート」を使っており松本市内の農家から仕入れている。醸造所は、松本十帖の敷地内の土蔵を改装して設け、昨年6月に醸造免許を取得した。
自家醸造した5種類のシードル
松本十帖内にある醸造所に並ぶ蔵には搾汁機、発酵のためのサーマルタンク、熟成させるオーク樽などが並ぶ。リンゴの品種が異なる3種類「つがる」、「トキ」、「シナノスイート」と、「ふじ」を使って醸造方法を変えた2種類の全5種類。皮や種も一緒に発酵させたシードルで渋味や香りを強調しており仕上がりはドライな飲み口。
■内容量:330m
■価格:¥1.100(税込)
■発売日:2022年7月23日(土)
■販売場所:当面は松本十帖内での販売のみ
グリルダイニング『三六五+二(367)』レストラン367 – 松本十帖と『本箱Bar』本箱Bar – 松本十帖でも提供可能
松本十帖
「松本十帖」は、貞享3(1686年)創業の歴史を持つ老舗旅館「小柳」の再生プロジェクトの総称。単なる再生プロジェクトだけではなく「エリアリノベーションのきっかけ」になることも目指している。
敷地内には、「HOTEL 松本本箱」「HOTEL小柳」の2つのホテル、ブックストア、ベーカリー、ショップ、レストラン、ハードサイダー醸造所などがある。敷地外に「おやきとコーヒー」「哲学と甘いもの。」という2軒のカフェがあり、「温泉街を人々が回遊すること」をイメージしている。
十帖とは「10の物語」という意味。2022年7月23日グランドオープン
松本十帖 公式サイト
https://matsumotojujo.com/journal/