

中国語圏で使用する新商標・ロゴ「碧士克」
株式会社日本ピスコ(長野県岡谷市、以下PISCO)は、中国をはじめとした中国語圏で使用する新商標・ロゴとして、「碧士克」の使用をこの10月1日より開始した。中国語圏で従来認知されていたのは「匹士克」であったが、同商標が表示されたパッケージデザインも形状もコピーした精巧な模倣品が世界各地、特にオンライン通販サイトやSNSにおいて販売されている事実が判明。上海駐在員事務所を設立し、模倣品対策の強化を図りながら、グローバル展開を推進していく。
新商標・ロゴ「碧士克」 にある「碧」の文字には「きれいな青」という意味があり、日本ピスコのコーポレートカラーである青をイメージしたロゴマークとなっている。
様々な空気圧機器の新商品を発表
「固定圧レギュレーター」、「真空パッドホルダ低発塵タイプ」、「真空レギュレータープッシュロックタイプ」を10月に発表。

- 「真空パッドホルダ低発塵タイプ」:
・従来のスプリング式ホルダに比べ発塵が少なく、低騒音を実現。
・真空取出口:横タイプのVPLFDを追加。
・真空取出口:上タイプのVPLFCはエアチューブの張力による影響なし。
・パッド側シャフトと真空取出口側シャフトが別構造となっているためチューブの張力によるストロークへの影響がない。
・真空取出口:上タイプのVPLFCにスプリング低荷重タイプを追加。
・ワーク接触時の衝撃を抑えることが可能。
真空パッドとは:
自動車の車体プレス鋼板、ホットスタンピング鍛造鋼板、板ガラス、段ボール箱、薄いフィルム類、プラスチック製品、木材などのワークを自動もしくは手動で搬送する際に使用する。イジェクターを介してパッド内のエアー圧力を負圧にし、ワークを吸着させる構造になっており、直接触れる部分として様々なサイズ、材質、形状を選定する必要がある。
- 「固定圧レギュレーター」:
・2次側圧力固定式で装置組立工数削減に貢献。圧力固定式のため、2次側圧力の調整不要。
・不用意な操作を防止。圧力調整用の調圧ネジや調圧ツマミ無し。
・ユニオン形状で取付ホルダを標準化。
・コンパクトタイプ。同社RVUPと比較して容積比67%。
・ 1次側圧力が変動しても2次側圧力の変動は僅か。
・逆流機構付。電磁弁とアクチュエータの間に接続し、チェック式レギュレータとして使用可能。
・アクチュエータごとに設置し最適な(必要最低限の)圧力供給をすることで消費エア削減。 - 「真空レギュレータープッシュロックタイプ」:
・プッシュロック式ツマミにより、片手でも楽々操作。
・従来品より最大50%の軽量化。本体を樹脂にし、金属材質はアルミニウムを使用。
・標準品でS3仕様相当。
ー銅を主成分とする材料を不使用。
ーゴム材質は耐オゾン性に優れたHNBR。
・1次側と2次側の継手が個別に回転し、配管方向が自由。
・真空源の元圧制御に最適。末端部の制御も可能。
レギュレーターとは:
減圧弁、または圧力調整弁。高圧の流体(液体や気体)を一定の圧力へ下げるバルブ(弁)のことで、エアー駆動ポンプなどの性能を左右する大事なカギを握る。エアー駆動ポンプは「圧縮した空気」を動力とするが、圧縮空気の圧力が高過ぎればポンプ内の部品に破損が生じ、圧力が低過ぎれば動力不足でポンプの性能が発揮できない。レギュレーターによりこの圧力を調整することで、最適となる。
PISCO 公式Webサイト
https://www.pisco.co.jp/