県内の産学官トップらでつくる「ものづくりNAGANO応援懇話会」は21日、地域に根差した優れたものづくり企業を対象にした「ものづくり大賞NAGANO」の表彰式を長野市で開いた。最高賞のグランプリに、安曇野市に生産拠点がある株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ（東京）が選ばれた。
同社では、産業用ロボットの関節にあたる部分などに使う「減速装置」を製造しており、技術の発展性に加え、コンサートの開催など地域への貢献が評価された。同社の小沢寛理事は「ロボットなどになくてはならない部品。これからも地元に根付いた企業活動に取り組みたい」と述べた。
表彰式は長野市のビッグハットで行われ、同社と株式会社日本ピスコ（岡谷市）、吉田工業株式会社（佐久市）の3社が大賞に選ばれた。またきらりとひかる技術賞に、株式会社新井製作所（須坂市）が選ばれた。
