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ASPINA(シナノケンシ)電動3爪ロボットハンド オートグリップを適用

ASPINA(シナノケンシ株式会社)(長野県上田市)が展開を進めている電動3爪ロボットハンドに、1つの動作指令で異なる種類の物をつかめる機能「オートグリップ」を加えた。この機能を活用することで、硬さや大きさ、形状が異なる対象物を、ロボットハンドが自律的に力を調整してつかむことができるようになる。ロボットハンドは製造ラインなどで使われるロボットアームの先端に取り付けられる。

目次

「オートグリップ」機能開発の背景は?

工数や経費を削り作業を効率化する

ロボットハンドユーザーから、硬軟の差がある対象物をより簡便につかみたいという改善要望の声が出ていた。具体的には、ロボットハンドでつぶれやすく軟らかいワークをつかむ場合、事前の試運転での調整が必要でそのための工数がかかっていた。

また、同じ作業の中で把持する対象物に硬軟、大小、さまざまな形状が混じっている場合、カメラによる画像認識や触覚センサによる硬さ確認が必要で、経費がかさんでいた。

「オートグリップ」機能のメリット 

ひとつの爪/ひとつの動作指令で複数の種類のワークをつぶさずにつかめる。事前の調整は不要で附属のカメラやセンサも不要のため、工数や経費を削減できる。

オートグリップ機能のメリット画像
Plexmotionサイトより転載

活用シーン例

利用が期待される業界や作業
  • 物流業界:仕分け、セット組
  • 製造業界:組み立て、検査 など複数のワークが混在する工程全般

引用・参考:信濃毎日新聞(2022年6月21日 経済信州発)

プレクスモーションHP

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