長野県筑北村にある鳥倉ストーブの中村聖誉さんが手作りする薪ストーブ。洗練されたデザインが好評で全国からの注文が相次いでいる。
県内の購入者には里山保全を進める狙いから地元の林業者も紹介し、地元木材の活用も促す。
中村さんは「ストーブの前で家族や仲間が集まる空間を作って楽しんでほしい」との思いで、春には作業場を広げて増産態勢を整え、多くの人にまきストーブを届けようとしている。
目次
鳥倉ストーブの特徴
暖かさ
12mm・9mmの極厚の鋼板を使用。分厚い鉄板だけでできているため、暖まるのが早く、蓄熱性があり柔らかい暖かさが持続する。熱を利用して様々な薪ストーブ料理も楽しめる。
こだわりの「台形」
古民家、洋風建築、ログハウスなど、どんな家にも合うデザイン。
オーブン付きの大きなストーブも「台形」でシャープにすっきり圧迫感を感じさせない。
直線で美しい角を作り出すため、溶接痕を手作業で削り落とす。ミリ単位の狂いにも妥協しない職人魂でお部屋のオブジェとしてもこだわった薪ストーブ。
クリーンバーン方式
鳥倉ストーブの燃焼方式は、クリーンバーン方式を採用。
一次燃焼で燃え残った可燃性ガス(煤やタールなどを含む煙)に高温の二次空気を送り込むことによって、可燃性ガスをさらに燃やし、クリーンな状態で煙突から排出するシステム。
二次燃焼をすることにより、高温の熱気をストーブ内で発生させ、分厚い鉄板から強力な輻射熱を得られる。
ガラスのエアウォッシュ
ガラスの曇りを極力少なく、クリアなガラスを保つために、空気のカーテンで煤の付着を防ぐエアウォッシュシステムを搭載。「はなび」「南木曽(なぎそ)」は大画面のガラスで炎を楽しめる薪ストーブ。
オーダーメイド
オーダーをいただいてから1台1台手作りで製作。住宅の間取りに合わせて薪投入口の向きを変えられるのはもちろん、ガラスの形を好きな形に変えたり、脚の長さを変えたりなどカスタマイズが可能。
ひたすら研磨の職人魂
6枚の鉄板を組み立て、箱にしていく。外周の溶接面をグラインダーでフラットになるまで削り落とし、溶接の継ぎ目がなくなるように仕上げる。作業には相当な時間を要するが、鳥倉ストーブの譲れないこだわり。
使いやすさ・メンテナンスフリー
空気調整は灰受けを兼ねた1次空気口を開け閉めするだけで、視覚的にも分かりやすく、薪ストーブ初心者の方でも扱いが簡単。また消耗品をほとんど使用しない為、ストーブ本体のメンテナンスが不要。
鳥倉ストーブ
公式ウェブサイト
https://torikura-stove.com/