新光電気工業株式会社(以下、新光電気工業)は、2022年5月19日(木)に自社HPにて、長野県千曲市に建設する新工場について2024年度下期に稼働すると発表した。世界的な半導体需要が高まる中で、自社製品である高性能半導体向けフリップチップタイプパッケージ(以下、フリップチップタイプパッケージ)の生産拡大を主として展開するものである。
目次
新工場(千曲工場)について
新光電気工業は昨年10月に、フリップチップタイプパッケージの生産能力拡充のため、新光電気工業は新工場を千曲市に建設予定であることを発表した。2022~2025年度投資額は 1,400億円を計上し、設備投資による生産能力は従来比で50%増加予定である。
今回の5月の発表により、2024年度下半期に随時稼働していくことが明らかとなった。なお開設の折には、当企業の工場は県内で6拠点となる予定である。
フリップチップタイプパッケージについて
フリップチップタイプパッケージは、半導体の高機能化・高速化と省電力化に対応する半導体パッケージとしてパソコンやサーバーなどに搭載されるCPU等に導入されている。当企業においては最先端のパッケージングテクノロジーにより、微細な配線パターンや多層構造、優れた電気特性を実現している。
AIやIoT、また5G等のデジタル化が加速度的に進行し世界的な半導体需要が高まる中で、当製品においても同様にその製品需要は非常に高いものとなっている。
当工場はその需要に対して十分な生産能力を備え、更なる事業展開を見据えていくことが期待される。建設の着工は来月より開始し、23年11月には竣工予定である。
新光電気工業株式会社
プレスリリース:https://www.shinko.co.jp/news/docs/20220519_01_j.pdf