八十二銀行（長野県長野市）は、国際連合が提唱するSDGs（持続可能な開発目標） 達成に向けた取組みをさらに進めていくため「SDGsローン」の取扱いを開始した。事業者が設定した目標の達成状況に応じて金利を変更する特約を付した融資商品で、同行の「八十二銀行グループ サステナブル投融資方針」にある、2030年度までの累計1.5兆円（うち環境分野で1兆円）の実行を目指す。
「SDGs ローン」
- 以下のSDGs関連目標から2項目について目標設定
- 温室効果ガス排出量を前期比削減させる
- 女性管理職または女性従業員の比率を前期比上昇させる
- 外国人、障がい者またはシニア（65歳以上）の従業員比率を前期比上昇させる
- 廃棄物処理費用を前期比減少させる
- SDGs関連団体への寄付額、またはボランティア活動の参加数を前期比増加させる
- 金利変更特約：融資実行後に到来する3期以内の各決算期において、目標の達成状況に応じて金利を変更
- 2項目達成 ：融資利率を0.2％引き下げ
- 1項目達成 ：融資利率を0.1％引き下げ
- いずれも未達成の場合 ：融資利率を0.1％引き上げ
- 融資額は1000万円以上。
- 融資期間は、運転資金が5年以上7年以内で、設備資金が5年以上10年以内。
