キッセイ薬品工業株式会社(長野県松本市)、株式会社キッツ(千葉県千葉市)、KOA株式会社(長野県伊那市)、セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市)、株式会社八十二銀行(長野県長野市)、株式会社ユウワ(長野県小諸市)、長野県企業局、中部電力ミライズ株式会社(愛知県名古屋市)の8者は、長野県内の再生可能エネルギー電源の拡充を目的としたプロジェクトの開始について協定書を締結した。
キッセイ薬品、キッツ、KOA、エプソン、八十二銀行、ユウワの6社が利用した「信州Greenでんき」の購入費用の一部が、長野県企業局の「湯の瀬いとおしき発電所(長野市)」の建設、および中部電力株式会社が保有する「二股水力発電所(北安曇郡白馬村)」の改修に活用される。これにより長野県内の再生可能エネルギー計約2,600kW(想定年間電力量 約1,600万kWh)が増加。発電事業者、小売事業者、利用者の3者が連携することで水力発電所の拡大に必要となる資金を安定的に確保が可能となり、対象となる発電所の開発・改修等を直接支援できる。
目次
プロジェクトにおける各者の参画理由・役割
- キッセイ薬品、キッツ、KOA、エプソン、八十二銀行、ユウワ
「信州Greenでんき」の購入を通じ、自社のCO₂排出量の削減と、長野県の再生可能エネルギー電源の拡大に貢献する。また事業所の創エネや省エネを積極的に推進していく。 - 長野県企業局
「信州Greenでんき」の利用拡大につながるよう、本プロジェクトを通じて拠出される資金を活用し、長野県企業局の再生可能エネルギー電源の開発を推進していく。 - 中部電力ミライズ
「信州Greenでんき」の普及と、その売上の一部を、中部電力グループや長野県企業局の電源事業者を通じて、長野県の再生可能エネルギー電源の拡大に活用していく。またお客さまの創エネや省エネに積極的に協力していく。
信州Green電源拡大プロジェクトについて
エプソン、長野県企業局、中部電力ミライズの三者は、2021年5月に「信州Green電源拡大プロジェクト」を開始。中部電力ミライズが「信州Greenでんき」として販売し、エプソンが利用した長野県産CO₂フリー電気の料金の一部が、長野県企業局や中部電力グループによる水力発電所の開発に活用された。同プロジェクトは一般財団法人新エネルギー財団が選定する「令和4年度新エネ大賞」において「新エネルギー財団会長賞」を受賞。
令和4年度新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞(新エネルギー財団公式ウェブサイト)
第2弾となる新プロジェクトでは新たに5社の県内企業を加えて、水力発電所の開発をさらに拡充させていく。
プロジェクト参画8者
キッセイ薬品工業株式会社
https://www.kissei.co.jp
株式会社キッツ
https://www.kitz.co.jp/
KOA株式会社
https://www.koaglobal.com/
セイコーエプソン株式会社
https://www.epson.jp/
株式会社八十二銀行
https://www.82bank.co.jp
株式会社ユウワ
http://www.yuwa-net.co.jp/
長野県企業局
https://naganoken-kigyokyoku.jp
中部電力ミライズ株式会社
https://miraiz.chuden.co.jp/