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県内女性管理職、1割強も家庭との両立が課題に

帝国データバンク県内支店によると、県内企業の管理職(課長級以上)に占める女性の割合は7月時点で平均11.7%だったことが26日分かった。2013年の調査開始以来初めて1割を超えた一方、女性管理職がいない企業は4割超あり、女性社員のワーク・ライフ・バランスの難しさが浮き彫りになった。調査は7月18~31日に実施。県内614社のうち274社(44.6%)が回答。

女性管理職の割合割合
30%以上11.7%(前年比1.8ポイント上昇)
20%以上30%未満7.3%(前年比1.5ポイント上昇)
10%以上20%未満9.5%(前年比2.8ポイント低下)
10%未満22.6%(前年比1.4ポイント上昇)
0%45.3%(前年比2.5ポイント低下)

業種別の平均は、小売業が24.6%で最多。サービス業が17.2%、製造業が9.2%、建設業が8.9%、卸売業が7.8%と続いた。運輸・倉庫業が最も低く1.3%。

役員に占める女性の割合は0.6ポイント上昇の12.5%で、こちらは過去最高を更新。

女性登用に向けた課題には「家庭と仕事の両立がしにくい」が52.2%、「女性社員が昇進を望まない」が45.6%だった。帝国データバンク長野支店は「数値目標の達成だけを意識していては取り組みが短期に終わることも考えられる。女性が長期に安定して経験を積める環境づくりも重要」とした。

参考・引用:信濃毎日新聞(2024/9/27)

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