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ポリチオフェン系導電性ポリマー『セプルジーダ®』粉体品のサンプル供給

信越ポリマー株式会社(東京都千代田区)は、開発中の粉体化した導電性ポリマー『セプルジーダ®』についてサンプル供給を開始した。

信越ポリマー株式会社 公式サイト セプルジーダ製品ページより
信越ポリマー株式会社 公式サイト ニュースリリースより

目次

セプルジーダ®

『セプルジーダ®』は、ポリチオフェン系導電性ポリマーを用いた導電性塗料で、幅広い抵抗値と、様々な機能を付与できる塗料として、自動車、家電、半導体、ディスプレイ市場などに幅広く展開している。ラインナップは、帯電防止用、透明電極用、コンデンサ用の3用途。新たに開発した粉体品は、導電助剤や光学特性(屈折率、反射率、透過率等)の制御、光触媒等の幅広い用途展開を想定している。
 通常のポリチオフェン系導電性ポリマーは、水や有機溶剤に低濃度で分散させて使用するが、粉体化することで、樹脂や他の導電性材料に容易に添加、混合することが可能となり、溶媒や水分の影響を受けることなく、機能を発揮させることが期待できる。

特徴

  • 各種プラスチックやガラスへの塗工が可能で、密着性に優れる。
  • フィルム・シートへのコーティング用グレードをはじめ、成型体へのスプレー、ディッピング用グレードもあり、簡単に導電・帯電防止性能を付与することが可能。
  • 通常、PEDOT-PSSは水分散体だが、独自技術により有機溶媒への分散を実現した。分散溶媒はIPA(イソプロパノール)やMEK(メチルエチルケトン)などがあり、用途に合った溶媒選択が可能。シリコーンやハードコートなどの樹脂と混合することで、機能層と帯電防止層の1層化が可能になる。
  • その他にも、帯電防止性・ハードコート性・撥水撥油性のある塗料など特徴的な製品がある。

仕様

  • 導電性ポリマー(PEDOT-PSS)を用いて、様々な性能を付与し、塗料化している。

使用例

  • タッチスイッチ等の入力デバイス
  • 半導体部品搬送用部材
  • ディスプレイのESD対策
  • スマートフォン保護用ハードコートフィルム
  • 電子部品の電極材料

公式ウェブサイト

信越ポリマー株式会社
https://www.shinpoly.co.jp/ja/index.html

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