冷暖房機器製造の株式会社ナカトミ（上高井郡高山村）はフォークリフトに設置できる専用の小型クーラーを開発し、この夏販売を始めた。
開発の経緯は、数年前に自社の倉庫で働く従業員から、倉庫内は空気がこもりやすく熱中症の恐れがあるとの声を開発担当者が聞き、工場や倉庫などで働く作業員の熱中症対策として、一年半前から開発に動き出した。
小型コンプレッサーを使用し機器全体の小型化を実現。大きさは幅21センチ、奥行き58センチ、高さ35センチ。重さは11キロ。
作業中の振動や衝撃で動かないよう強力な磁石で固定。電源はフォークリフトのバッテーリーからとる仕組みで、電圧を変換する基盤も搭載。
気温35度の環境で使った場合、吹き出し口から役24度の冷風が出る仕組み。現時点で約600台が売れ、同社は今後の普及に向けて手応えを感じている。
オープン価格で卸先により価格は異なるが、ナカトミオンラインショップでの購入の場合、税込み13万５千円。
参考・引用：信濃毎日新聞（2022/8/31）経済信州発
