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エイワ機工、社員の働きがい・企業体質向上を狙いサバティカル休暇導入へ

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精密板金加工の株式会社エイワ機工(諏訪市)は、社員が理由を問わずに1カ月間の長期休暇を取れる「サバティカル休暇制度」を今年度より導入。社員の働きがいを向上させ、企業の体質強化にもつなげる狙い。

対象は勤続10年以上の社員で、休暇期間中も基本給の2分の1を支給。原則、社用のパソコンや携帯電話の持ち帰りを禁止し、業務上の連絡を取らない規定。

大手企業や大学などで同制度の導入事例を知った三浦正広社長が、昨年秋から検討を開始。「リーダー格の社員がいなくなることを想定した体制とすることで、若手の人材育成にもつながる。長期勤続への感謝とともに若手の底上げになり、会社としてのレベルアップにもなる」とした。

サバティカル休暇とは

理由にかかわらず長期間勤続した従業員が取得できる長期休暇。ラテン語で安息日を意味する「Sabbaticus(サバティクス)」が語源。特に欧州で普及している。日本では経済産業省の有識者研究会が2018年、留学やボランティアなど自己研さんにつながるとして提唱。働き方改革やWLB(仕事と家庭の両立)実現に向けて導入する大手企業や大学はあるが、休暇中の代替人員の確保といった課題があって導入は進んでいない。

参考・引用:信州毎日新聞デジタル(2024/5/22)

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