
今月の県内経済総括
長野県経済は、一部に弱い動きがみられるものの、持ち直しの動きが続いている。
財務省関東財務局長野財務事務所
最終需要の動向をみると、設備投資は増加している。また、個人消費は新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、持ち直している。住宅投資は横ばい圏内の動きとなっている。公共投資は弱含んでいる。
この間、生産は供給制約の影響を受けつつも、高水準横ばい圏内で推移している。雇用・所得は持ち直している。企業の業況感は、横ばいとなっている。

住宅投資 | ⇒ | 住宅投資は横ばい圏内の動きとなっている。 |
設備投資 | ⇗ | 設備投資は増加している。 設備投資は、22年度は前年度を上回る計画となっている。 輸出は、22年度は前年度を上回る計画となっている。 企業収益は、22年度は前年度を上回る計画となっている。 |
個人消費 | ⇗ | 個人消費は新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、持ち直している。 県内大型小売店(百貨店、スーパー)売上高(当店調べ<店舗調整前>)は、堅調に推移している。家電販売額は、持ち直している。新車登録台数は、下げ止まっている。サービス消費は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、持ち直しの動きとなっている。 |
生産 | ⇒ | 生産は供給制約の影響を受けつつも、高水準横ばい圏内で推移している。 半導体関連・電子部品等は、高水準ながら増加ペースが幾分鈍化している。 自動車関連は持ち直しが一服している。機械・同関連部品等では、供給制約の影響を受け、計器、工作機械および成形機は横ばい圏内の動きとなっている。バルブは持ち直しが一服している。飲料は横ばい圏内の動きとなっている。 |
雇用・所得 | ⇒ | 雇用・所得は持ち直している。 有効求人倍率は、持ち直しの動きが一服している。雇用者所得は、持ち直している。就業者数は、弱い動きとなっている。 |
公共投資 | ⇘ | 公共投資は弱含んでいる。 |
物価 | ⇒ | 消費者物価指数(除く生鮮食品)をみると、22/10月は前年を上回っている。 |
貸出金 | ⇗ | 貸出金は、個人向けの増加を主因に、前年比で1%台のプラスとなっている。 貸出約定平均金利は、緩やかに低下している。 |
預金 | ⇗ | 預金は、個人預金の増加を主因に、前年比で3%台のプラスとなっている。 |