信濃毎日新聞株式会社(長野県長野市)は、長野市の産学官金の連携組織であるNASC(NAGANOスマートシティコミッション)との共催で、スマートフォンアプリ『HELAS』を活用し、信州から食品ロスを減らす取り組みを開始する。
長野県内の小売店や飲食店にて、”消費期限が近い”、”型崩れした”などの理由でこれまでは廃棄していた商品を、HELASを活用することで消費者と結びつけることができる。
HELASとは?
売り手である小売店や飲食店と買い手である生活者を結びつける、信濃毎日新聞社が運営するスマートフォン・マッチングアプリである。
売り手(出品者)は、その日に余りそうな商品、型崩れ品、不揃い品などの画像・数量・価格などを登録。買い手(アプリユーザー)は、アプリから出品情報を受け取り、希望する商品を決済して購入。売り手が指定する時間内に店舗にて商品を受け取る。出品から購入、決済までをスマートフォンから簡単に行うことができ、売り手・買い手の双方にメリットがある取り組みである。
食品ロスの現状
農林水産省の統計では、2020年度の食品ロス量は522万トン。その中で、食品製造業・食品卸売業・食品小売業・外食産業がしめる『事業系食品ロス』は53%の275万トンである。
家庭内で食品ロスが出ないようにすることだけでなく、食品小売店や飲食店での食品ロス削減に協力していくことで、日本全体の食品ロス削減につながる。
ぜひ私たち一人ひとりが心がけ、食品ロスの削減に繋げていきたいものである。
参考・引用:信濃毎日新聞(2023/3/10)
HELAS公式サイト:https://helas.jp/
信濃毎日新聞デジタル:https://www.shinmai.co.jp/