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シチズンマシナリー 自動旋盤量産でタイの新工場稼働

開所式の様子 同社公式サイトより転載

工作機械製造のシチズンマシナリー株式会社(長野県北佐久郡御代田町)は、タイにある海外主力工場のCITIZEN MACHINERY ASIA CO.,LTD.(所在地:タイ国アユタヤ、以下、シチズンマシナリーアジア)において、新工場棟が完成し3月8日開所式を行なった。

タイ工場の生産能力は従来の1.5倍の月350台のCNC(コンピューター数値制御)自動旋盤を量産する。新工場棟は延べ4475平方メートルで今年2月に稼働を開始。自動旋盤の主力ブランドの一つで、細く長い部品の加工に向く「シンコム」機を生産する。

同社はシチズン時計(東京)の子会社で、年23年3月期の売上高は830億円を見込む。国内外の生産能力増強では、21年に中国山東省で新工場を整備。タイ工場の増床も含め、自動旋盤の生産能力は全体で1.4倍の月産約900台に伸びた。増産に伴い、海外拠点に基幹部品を供給するために御代田町の本社工場でも新棟を建設中で、3月中に完成予定。

開所式に出席した社長(中島圭一氏)は、シチズンマシナリーアジアの発展に尽力した関係者に感謝の意を表し、「昨年竣工した新ショールームや今回の増床エリアを十分に活用し、全社一丸となって事業拡大に努めてほしい。」とした。

参考・引用:信濃毎日新聞(2023年3月16日付 経済信州発)、シチズンマシナリー株式会社公式サイト

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