観光庁が発表した2024年10月の宿泊旅行統計(第2次速報)によると、長野県内のシティホテルが客室稼働率88.3%で全国1位を記録した。

目次
各宿泊施設タイプ別客室稼働率(長野県)
- シティホテル:88.3%(全国1位)
- 旅館:33.6%(全国38位)
- リゾートホテル:36.2%(全国43位)
- ビジネスホテル:85.9%(全国4位)
- 簡易宿所:15.3%(全国36位)
他都道府県の宿泊施設稼働率1位
- 旅館:広島県(59.3%)
- リゾートホテル:千葉県(82.7%)
- ビジネスホテル:東京都(87.3%)
- 簡易宿所:大阪府(59.0%)
延べ宿泊者数の動向(長野県)
長野県の10月の延べ宿泊者数は、1,678,420人泊で2019年同月比+28.2%、前年同月比+7.2%と大きく増加した。日本人延べ宿泊者数は1,475,600人泊(2019年同月比+24.0%、前年同月比+4.5%)、外国人延べ宿泊者数は202,820人泊(2019年同月比+70.6%、前年同月比+32.1%)と、特に外国人宿泊者の増加が顕著である。
外国人宿泊者の特徴
2024年10月の外国人延べ宿泊者数全体に占める割合は27.1%で、そのうち長野県は202,820人泊を記録。国籍別では中国、米国、台湾、韓国、オーストラリアが上位5位を占め、これらの地域で全体の55.9%を構成している。
全国的な比較
日本全体の延べ宿泊者数は5,844万人泊で、前年同月比+4.1%を記録。外国人宿泊者数は1,582万人泊で前年同月比+26.6%、日本人延べ宿泊者数は4,262万人泊で前年同月比+4.5%となった。
都道府県別の日本人延べ宿泊者数の増加率では、最高は鳥取県の+43.9%で、次いで徳島県+24.6%、山口県+16.4%、岡山県+16.3%、福井県+13.9%と続いた。
観光庁公式webサイトhttps://www.mlit.go.jp/kankocho/index.html