目次
自動車のEV化に向けたコネクタ事業の拡大
7月29日(金)、ミネベアミツミ株式会社(北佐久郡御代田町、以下ミネベアミツミ)は、本多通信工業株式会社(東京都品川区、以下本多通信工業)を完全子会社化するため、株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。住友金属鉱山株式会社(東京都港区)傘下の住鉱テックも買収する予定で、総買収額は200億円規模に上る。
ミネベアミツミは、主力のボールベアリングや航空機用部品など機械加工品の開発から製造・販売までを中心に事業を展開する企業である。自動車のEV化に伴い、ボールベアリングの市場規模は今後ますます拡大していくとされている。
本多通信工業は、主力の車載用コネクタや、情報通信インフラ、工作機械などのFA機器、事務機器等のコネクタを中心に事業を展開しており、長野県安曇野市にも工場が建設されている。
今回の子会社化の背景には、自動車のEV化に伴い需要拡大が見込まれるコネクタ事業の規模拡大の観点が大きい。
ミネベアミツミ株式会社
HP:https://www.minebeamitsumi.com/
ニュースリリース:https://www.minebeamitsumi.com/news/press/2022/1203297_16596.html