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KOA EV生産拡大見込み440億円設備投資

EV車イメージ画像
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各種電子部品の開発・製造・販売を行うKOA株式会社(伊那市)は22日、2025年3月期までの3年間にグループ全体で総額440億円の設備投資を行うと明らかにした。

世界的に電気自動車(EV)の生産拡大が見込まれるため設備投資を加速し需要を取り込む狙い。

同社の資産によると、30年にはEVやハイブリッド車などの環境対応車が乗用車販売台数の約41%を占める。環境対応車は電動モーター制御などに使う抵抗器の数が増加。代表的な厚膜チップ抵抗器の場合、EVはエンジン車に比べて約1.6倍の量になる。

同日公表した中期経営計画では、25年3月期の売上高の目標値を22年3月期と比べて34%増の870億円とした。また22年3月期の連結決算発表では、自動車や産業機器向けの抵抗器の受注が好調であり、円安効果も追い風となって売上高は前期比28.9%増の649億5500万円。経常利益は2.3倍の68億5900万円、純利益は2.3倍の47億7100万円だった。

23年3月期の連結業績予想は、EV化の進展や通信の高速化に伴う需要増が見込まれ、売上高は前期比9.8%増の713億円。経常利益は0.6%増の69億円、純利益は4.8%増の50億円とした。

参考・引用:信濃毎日新聞2022年4月23日経済信州発

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