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辰野町の新会社DPMSsがドローンのトラブル未然を回避する「予知保全」装置を開発

株式会社DPMSsは、岡谷市のワイ・ケイ・マテリアル株式会社代表である山岡高広社長と他社の技術者らと共に長野県辰野町に2021年12月設立した。ドローンの飛行中の機体や周辺の状況を監視し、不具合を発生前に可視化し予兆を操縦者に知らせる技術を開発している。

安心安全なドローン社会実現 「予知保全」

「予知保全」とは、機器の状態を監視して故障や不具合を発生前に予測して事前に手当をする仕組みをいう。生産現場では、不具合が生じた場合に修理をする「事後保全」、定期的に点検、補修をする「予防保全」などが主流だが、大型の生産設備を持つ素材産業や発電設備を持つエネルギー産業など機器の不具合が重大な影響をもたらす産業で予知保全が用いられ始め、トラブルの削減や修繕時間の短縮、コスト削減などで成果をあげている例がある。DPMSsはこの仕組みや技術をドローンに適用することで、利活用推進と社会受容性を高めることに貢献すると考え、技術開発に取り組んでいる。現在、着眼しているのが飛行中の機体をとりまく空気の状況で、飛行中の機体をとりまく空気の流れを監視し、飛行に悪影響を及ぼすような特徴点を抽出し、危険域に達するかどうかを見極める。風況など気象条件とは別に、機体表面での空気の状況も分析し、トラブルを未然に防ぐ考え方である。現在、機体を選ばずに外付けできる技術を開発中である。

DPMSs合同会社公式サイト
https://www.dpms.co.jp/

ワイ・ケイ・マテリアル株式会社
https://yk-material.co.jp/

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