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アシストモーション 歩行補助ロボで福島南相馬市と連携協定へ

信州大発のベンチャー企業アシストモーション株式会社(上田市)は20日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市と連携協定を結んだ。震災後に家に閉じこもりがちになった人の健康維持のために、自社の歩行補助ロボット「curara(クララ)」を高齢者らに使ってもらい、利用者の声を製品開発に生かす。

クララは、加齢や事故、病気などによって歩行が難しくなってしまった人のための歩行トレーニングロボット。一般的な歩行補助ロボットと違い、クララ自身が利用者に歩行を教えてくれるという特徴がある。

同社は、福島県沿岸部に新産業を創出する国の復興策「福島イノベーション・コースト構想」のプログラムの一環で、昨年6月に南相馬市にサテライトオフィスを設置。市の福祉担当部署からクララの活用についての相談があり、自治体と初めての連携協定に至った。

橋本稔社長は「開発を進めている介護従事者向けのサポートロボットの実証実験もしたい」と話している。

参考・引用:信濃毎日新聞(2023年2月18日付 経済信州発)/アシストモーション株式会社公式サイト

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