フレックスジャパン株式会社(長野県千曲市)と連携して、郡山女子大学短期大学部地域創成学科の学生が、福島県双葉町由来の生地を活用した思い出のリメイク品の製作に取り組んだ。
環境省環境再生・資源循環局及び福島地方環境事務所は将来を担う若者世代と連携し、被災地域の活動を通じて、福島の復興、環境再生の状況を広く全国民に向け発信し、被災地域の活性化に繋げる取組を行っており、同プロジェクトのリメイク品がこの度贈呈された。
同社は双葉町の「双葉南小学校」の教室で使用していた暗幕を活用し、郡山女子短大の学生がデザインした” ペンケース” の製作に協力。また「双葉北小学校」の体育館で使用していた紅白幕を活用して、” 巾着”と袱紗(ふくさ)にもなる” 包み布” も学生が企画・デザインの上、製作した。この巾着には” 双葉ダルマ” をモチーフにしたワッペン型の刺繍、ペンケースにも” 双葉ダルマ” と清戸迫横穴(きよとさくおうけつ)遺跡をイメージした刺繍が2カ所に施されている。こだわりの刺繍造りには定評のある、群馬県の(有)昌藤による協力により完成した。
この3種のリメイク品は、被災当時小学校3年生だった54名の新成人に、1月3日の成人式の式典の際に贈呈された。
フレックスジャパンは令和4年秋に双葉町中野地区復興産業拠点に、再生事業の拠点となる工房を建設予定である。