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火災事故に繋がる潜在不良バッテリーを検出 絶縁抵抗試験器BT5525をHIOKIが発売

日置電機公式サイトより転載

日置電機株式会社(長野県上田市)は、バッテリー生産ライン向けの新製品『絶縁抵抗試験器BT5525』を2022年10月24日に発売した。

『絶縁抵抗試験器BT5525』は、現在世界中の自動車メーカーで開発されているEV(電気自動車)の動力源に多く使用されているLIB(リチウムイオンバッテリー)の、バッテリーセルを生産する段階で絶縁不良を検出する絶縁抵抗試験に使用される。新機能と計測性能の向上により、これまで困難であった金属異物の混入、微小短絡などの潜在不良も検出が可能となった。

LIBは多くの電力を蓄えることができる一方で、品質不良や劣化による内部短絡が起きた際は、発火や異常高温といった危険もはらんでいる。バッテリーの生産ラインにおいて不良を発見する絶縁抵抗試験は、安全で長寿命のバッテリーを生産する為には必要不可欠。『絶縁抵抗試験器BT5525』は、その絶縁抵抗試験における検査品質向上に貢献する新製品である。

特徴

●バッテリーの生産ラインに最適

●コンタミによる微小短絡を検出するBDD機能を搭載

●ノイズ環境下でも安定した絶縁抵抗試験が可能

●誤判定による検査の後戻りを防止

●バッテリー電解液充填前の絶縁抵抗試験に最適

●充電電流Max. 50 mAでタクト短縮

●システムに組み込みやすい小型形状

●適切なスペックでコストダウン

●波形解析ができるPCアプリケーションソフト

日置電機公式サイトより転載

日置電機株式会社

日置電機株式会社は、独自の技術を追求し電気計測を通して新たな価値を提供すべくグローバルに活躍する企業である。自動試験装置、記録装置、電子測定器、現場測定器の4つの製品群を主軸とする、電気計測器の開発~製造を主力事業として展開している。これら測定器は電気工事・設備の保守点検や電子部品の検査・省エネなど幅広い領域で活躍し、今後自動車のEV化が進んでいく中でますますその需要が高まっている。長期経営方針「ビジョン2030」実現のもとマーケットの拡大に向けて販売網も拡大しており、アジアや西欧・米国を中心として大きく売上を伸ばすなどグローバルに事業が展開されている点も大きな強みである。2015年には最新鋭の実験研究設備を導入したHIOKIイノベーションセンター(研究棟)の建設を行い、研究・開発力のますますの拡充を行っている。

日置電機株式会社:https://www.hioki.co.jp/jp/

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