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株式会社キッツ(千葉県千葉市)は、グループの更なる成長を目指し、半導体分野への投資を決定した。半導体市場向けフィルターの増産を目的に、子会社の株式会社キッツマイクロフィルター(長野県茅野市、以下キッツマイクロフィルター)の新工場の建設及び生産設備への投資を行う。
新工場建設背景
株式会社キッツは、2022年2月に発表した長期経営ビジョン及び第一期中期経営計画2024において、従来のビジネス基盤の強化とともに、半導体材料を含む4つの領域をGrowth市場と定め、その市場の成長を加速させる為、積極的な投資を行うこととしている。SEMI(Semicounductor Equipment and Materials International)によると、半導体市場は設備を含めて2030年まで成長するとされており、その市場規模は1兆ドルを超えるとみられている。現在のキッツマイクロフィルターの工場は、2025年以降の需要に対して設備能力が不足すること、増産の為の設備追加のスペースが限られてしまうことから、新工場を建設し、量産化及び自動化生産設備を導入し、生産能力の増強を図ることとした。
新工場概要
■所在地 :長野県茅野市金沢5125(キッツちのテクノパーク内)
■生産品目:半導体・レジスト液製造プロセス用等工業用精密フィルター
■延床面積:6,854平方メートル
■建屋概要:鉄骨造 地上2階建
■稼働開始:2024年1月予定
■施 工 :株式会社ヤマウラ(長野県駒ヶ根市)
■総投資額:約34億円(生産設備への投資を含む)
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株式会社キッツ
株式会社キッツマイクロフィルター