北野建設がDX推進プロジェクトに日立ソリューションズを選出

建設テックを本格活用

北野建設株式会社（長野県長野市）は、株式会社日立ソリューションズ（東京都品川区）を、全社の生産性向上をめざした DX（デジタルトランスフォーメーション）推進プロジェクトの戦略的パートナーとして選出し、その活動を本格化する。

両社は、業務の効率化と生産性の向上を進め、建設テックを活用した業務のさらなる高度化や環境経営にも取み、深刻な人手不足が課題となっている建設業界として、2025年のプロジェクト完遂を目標にする。第一歩としては、コミュニケーションツールの導入とリモートワーク環境の構築を2023年4月に完了。

これまでも、時間外労働の削減に向けて業務プロセスのデジタル化を進め、働き方改革にも取り組んできたものの、技術者の考えを尊重しようと各部門にソフトウェアの選定や導入を任せてきた結果、同様の業務でも拠点ごとに使用しているソフトウェアが異なるなど、運用が定着せず有効活用しきれていない状態だったという。まずは従業員が働きやすい環境の実現を目標に、コミュニケーションツールやリモートワーク環境の整備から着手。少しずつ建設テックの活用も進めながら、 Microsoft 365 やZscaler、Boxといった情報共有の基盤となるソリューションを中心に導入してきた。全社レベルでリアルタイムな情報のやり取りが活発化し、情報の伝達と共有のスピードが劇的に速くなった。