長野県が発表した4月1日付人事(3月22日発表)では、課長級以上の管理職に占める女性割合が14.4%と過去最高となった。県職員を中途退職した人を再採用する制度でも3人を採用。社会人経験者も27人を採用し、人材の多様化を進める。
課長級以上の管理職の女性比率は14.4%で、2023年に比べ1.5ポイント上昇。26年4月の人事で部長級の女性比率を10%、課長級で同16%の目標を掲げる。
阿部知事は、25日の記者会見で「一度違う経験をして、また戻ってくるような職員が増えた方がいいのでは」と人材多様化への期待感を示した。
世界ランキング 就業者及び管理職に占める女性の割合
管理職に占める女性の割合は、日本(13.2%)と韓国(16.3%)が、スウェーデン
(43.0%)、アメリカ(41.4%)、オーストラリア(40.0%)などの欧米諸国のほか、フィ
リピン(53.0%)、シンガポール(38.1%)などのアジア諸国と比べても低い水準にと
どまっている。
参考・引用:日本経済新聞オンライン(2024/3/27)